東洋思想史Ⅰ
思い出して書く。
単位取得方法
東京冬スクーリング+東京秋スクーリング
1年目冬と2年目秋のスクーリング積み重ね。冬のスクーリング後にレポート(分冊1)を提出したものの、結局先生の授業が好きで、2年目に積み重ねた。
レポート課題
提出したのは、荘子。やらなかったけれど、分冊2は韓非子だったような気がする。
授業内容(1年目)
土日を2週に渡って合計4日間受講するパターンのスクーリング。土曜日の開始も午後からなので、土日休みの社会人に優しい感じ。
内容は、房中術を軸に医学、文学、風俗と、日中思想の比較をやった。
房中術の歴史、道教の歴史、気の思想、とかが中心だったのだけど、ここから派生する諸々が私には面白すぎた。立川流を知ったのも、『浦嶋子伝』や尸解仙を知ることができたのも良かった。
尸解仙を知ったおかげで、このとき行った「白隠」の展覧会で、くつを片方だけ持っている絵が理解できた。あれは尸解仙なんだね。
教科書はなく、プリントで授業は進んだのだけど、参考書として挙げられていた書籍はこちら。
「気」の思想から見る道教の房中術―いまに生きる古代中国の性愛長寿法 (心と教養シリーズ)
- 作者: 坂出祥伸,梅川純代
- 出版社/メーカー: 五曜書房
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授業内容(2年目)
このときも、土日を2週に渡って合計4日間受講するパターンのスクーリング。
内容は、前回とかぶるところ(基本的な事項)があったけれど、ブラッシュアップされていた。煉丹、内丹について前回より詳しくやり、唐代からの花柳界の流れもやった。前より宗教と性愛に寄っていた内容だったので、とても興味深かった。
それと、古代中国の国の名前(夏とか)の順番は、二度受講してもおぼつかない。三国志も特に興味ないので、地理的にもよくわかってないし。なので、何度聞いてもここは、新鮮な気持ちで聞いている。
試験
スクーリング積み重ね方式では、それぞれの試験の成績の平均を取る。
東洋思想史Ⅰは先生が同じだったので、試験の問題はほぼ一緒だった。
受講内容のなかでの大まかなキーワードを使用して、論述。持ち込み可なのと、初日に問題はわかるので、事前にある程度まとめておくことができる。
受講の間が1週間あくので、その間に本や論文を読んでおくこともできる。興味の対象がどんぴしゃだったせいか、この科目は初めてSを取ることができて、とても嬉しかった。