哲学特殊講義
思い出して書く。
単位取得方法
レポート(分冊1)+レポート(分冊2)+夏スクーリング(併用試験)
レポート課題
分冊1は、アルノーとマルブランシュの認識論争について、分冊2は、アルノーの観念の理論について。
アルノーもマルブランシュも、目立った書籍が出ていなかったみたいだから、CiNiiで論文を検索して、参考図書の欄に記入した。レポート自体は、巻末の参考資料を読めば、書けるはず。
授業内容
シラバスは、情報記号論の基礎と応用。レポートでやったアルノーは全く関係ない。私が受講する2年くらい前までは、メルロ=ポンティをやっていて、そっちも興味があったのだけど、タイミングが合わなくて受講できなかった。
一応事前に読んだけど、途中から、さっぱりわからなくなった。パースの記号論は難しい。
授業で先生が丁寧に説明してくれたけど、自分でまとめたノートをちらちら見ても、なんのことかよくわからない。配られたプリントは、パワーポイントを印刷したもので、わかりやすい導入から書かれているので、「あ~やった覚えがある~」と思った。
記号論の歴史とか、記号の三項関係とか、アイコンとインデックスとシンボルの違いとか。
試験は、課題4つから1つを選んで論述。一番難易度の低い「パース記号論の基礎と応用をまとめよ」を選んだ。合格した。
後日
記号論とパースに少し興味が出たので、その後買ったり読んだりした本。
シャーロック・ホームズの記号論―C.S.パースとホームズの比較研究 (岩波現代選書)
- 作者: トマス・A.シービオク,ドナ・ジーン・ユミカー・シービオク
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1981/06
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
最初のほうは、読みやすかったと思う。途中まで面白く読んだ記憶があるのだけど、そのあとの記憶がない。図書館で借りた。
パースといえば、プラグマティズムだ、と思って購入。本を読むとき、とりあえず気になるところに付箋を貼るのだけど、付箋だらけになった。記号論にはあまり触れられていない。
これを読む頃には、記号論への興味が薄れてしまい、未読のまま止まっている。言語に偏った記号論だった。私が授業でやったのは、情報記号論だったので。