ゴッホ展へ行ってきた。
京都国立近代美術館はJAFの割引がきくので有難い。団体料金で入れる。
みやこめっせ前の蔦屋書店ではゴッホのコーナーが作ってあって、そこにさりげなく割引券が置いてあった。いつまであるかわからないけれど、100円割り引いてくれる券のようだ。ただし他の割引券との併用はできないので、なんの割引ももってない人向けだ。
あと、思ったより混んでなかった。
構成は以下の通り。
まずはゴッホの自画像から始まる。
フィンセント・ファン・ゴッホ「画家としての自画像」1887/88年 ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
そして、多分目玉のひとつ。
フィンセント・ファン・ゴッホ「花魁(溪斎英泉による)」1887年 ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
正直、ゴッホにはあまり興味がない。過去二回ゴッホ展へ行っているのだが、すごく好きというわけでもない。今回ジャポニスムとの関わりが深い絵を中心に、展覧会が組み立てられているけれど、がっつり模写している絵より、ちょっと影響の離れた4章の絵のほうが好みだった。
ゴッホの絵は、どれもこれも好き!っていう感じではなくて、全体的にそんなに好みではないんだけど、たまにぐっと心を掴まれるような絵があるので、不思議な感じがして、展覧会にきてしまう。これとか。
フィンセント・ファン・ゴッホ「蝶の舞う庭の片隅」1887年頃 個人蔵
あと、油彩よりスケッチのほうが好きかもしれない。スケッチのインクの感じが良かった。
ゴッホに限らず、ジャポニスムの影響を受けた比較の展覧会が好みだということがわかったので、「北斎とジャポニスム」へ行けなかったのが悔やまれる。あと、西洋美術史のシノワズリやオリエンタリズムの流れをもうちょっと詳しく知りたくなったので、やさしめの本を探してみたい。
あまり興味がなくて5章の日本人のゴッホ巡礼をさらっと見て流してしまったけれど、大正から昭和初期の美術界ってゴッホに限らず、かなり積極的に西洋美術を吸収していたと思うのだけど、この知識はどこの展覧会で得たものだったかな~。