優雅に叱責する不幸で敬虔な幼子たち{仮}

日大通教哲学専攻(1年入学)での学修過程メモ

哲学

思い出して書く。

単位取得方法

地方秋スクーリング(1年目)+地方秋スクーリング(2年目)

1年目秋に受講したスクーリングと、2年目秋に受講したスクーリングの積み重ねで単位を取る方法。

1年目受講後、分冊1のレポートを提出しており、スクーリング+レポートで科目修得試験は受けられるのだけど、受かる気がまったくしなかったので、結局授業を積み重ねた。

レポート課題

分冊1はソクラテスで、これを提出。分冊2はカントだった気がする。

哲学を学ぶ上で、ソクラテスプラトンデカルト・カントをやり過ごすことは、決してできないことをあとで思い知る。

授業内容(1年目)

先生がカントを専門とされている方だったので、ニュートン以降の認識論をざっくりとやる。

今思えば、あんまり内容を理解していなかったと思う。

試験は持ち込み可で、自分にとっての哲学とは何か、みたいな問題だったと記憶しているが、結局何でもいいから、学んだことを論述で書いて、って感じだった。

このとき、初めての論述試験。合格したのが不思議。

この授業のとき先生は、通信教育生でも、卒業までに校歌を歌えるようにしておくといい、っていうことと、大学生になったのだから、必修以外の学部生も卒論を書いたほうがよい、ということをおっしゃっていて、5年経った今では、かなりその通りだと思う。

授業内容(2年目)

昨年と同じ先生だったので、申し込んだのだが、先生の体調が悪くなり、急遽別の先生になる。

シラバスではヒポクラテスの医療倫理とか、だったのだけど、新しい担当の先生は古代ギリシャ哲学が専門だったので、タレスからアリストテレスまでをざっくりとやった。面白い先生だった。

試験は、なぜタレスは万物の根源を水だと思ったのか、という問いだったと思う。教科書に書かれていることが本当に正解なのか、と突きつけられ、3日間しかないのに学生に考えさせた。水が貴重な土地だったから、というスタートは教科書的な答えらしく、それ以上のことを求めているようだった。何を書いたか、さっぱり思い出せないけど、合格はした。

交流

夜に懇親会があり、参加したのだけど、その中に2年連続で特待生の方がいらした。

哲学の先生が来るので、卒論の相談のために、別の科目を受けにきたのだけど、急遽先生が変更になり困っていた。3月卒業予定で、最低でも12月までに卒論を提出しなければならないのに、まだ全然書いてないとのことだった(この時点で10月)。

大丈夫なのかな、と思っていたけれど、その後の部報で卒業を知ったので、特待生って本当にすごいと思った。

また、体調を崩した先生が、その後亡くなったということを、後日知ることになる。昼間の授業を持っていたらしく、受講生は全員合格になったと聞いた。受けたかったな、先生のヒポクラテス