優雅に叱責する不幸で敬虔な幼子たち{仮}

日大通教哲学専攻(1年入学)での学修過程メモ

宗教学基礎講読

思い出して書く。

単位取得方法

レポート(分冊1)+レポート(分冊2)+夏期スクーリング(併用試験)

レポート課題

分冊1は近代以降のキリスト教の歴史について、分冊2は近代以降の日本の宗教の歴史について、それぞれ、教科書の該当部分をまとめる。

教科書は市販本テキストだった。

 

世界の宗教

世界の宗教

 

 

分冊1で参考にした本は『キリスト教の歴史』

 

キリスト教の歴史 (講談社学術文庫)

キリスト教の歴史 (講談社学術文庫)

 

 

分冊2で参考にした本は『日本宗教史』

 

日本宗教史 (岩波新書)

日本宗教史 (岩波新書)

 

 

授業内容

シラバスのタイトルは、新約聖書の思想を考える。用意する教科書は『新約聖書

 

小型聖書 - 新共同訳

小型聖書 - 新共同訳

 

 

日本聖書協会のものが望ましい、とあったので、購入した。

私は基本的に、専門性の高い本とか、息の長い本が家にあると嬉しい、ただの本好きなので、大学で使用する本は買ってしまうけど、買わないで済むなら、図書館で借りればいいと思う。

私も政治学の本とかは、レポート書くときは図書館で探したし、買ってない。ただ、通信教育部は、海外在住で学んでいる人も結構いるので、日本語の書籍を買うしかない人もいて、大変そうだ。

授業は、聖書の共観福音書(マタイ、マルコ、ルカ)を読み比べて、歴史的イエス(実在していたイエスという人物)をさぐるというものだった。

Q資料の話とか、イエスが生まれたときの夜の羊飼いは、本当は夏の光景なので、12月生誕ではないだろう、とか、知ることが多くて興味深い授業だった。

シラバスパウロまで書いてあったけれど、先生がみんなの理解度を探りながら授業を進めていて、結局そこまではいかなかった。

授業中に、先生が気にしていた問いは、「なぜイエスは過ぎ越しの祭りに合わせて、エルサレムに入ったのか」。

 サドカイ派と仲は悪い、ローマ支配に対して、エルサレムユダヤ人は独立の気運が高まっている、そのエルサレムで救世主として人気が出始めたイエスが、わざわざ過ぎ越しの祭りに合わせて、エルサレムに入った理由。

 このとき、活動拠点はエルサレムに無かったので、サドカイ派ファリサイ派に挑戦するつもりで、都市に参入! ということもいえるけれど、そうだろうか? と。

 試験は、先生が予定していたところまで進まなかったので、授業で学んだことを論述で書く感じになった。私は先生の問いが気にかかったので、この問いに対する私なりのアンサーを論述した。

今回私が事前に読んでいた本は阿刀田高

 

新約聖書を知っていますか (新潮文庫)

新約聖書を知っていますか (新潮文庫)