優雅に叱責する不幸で敬虔な幼子たち{仮}

日大通教哲学専攻(1年入学)での学修過程メモなのに、展覧会ばっかり行っている

哲学演習Ⅰ

思い出して書く。

授業内容(1回目)

シラバスのタイトルは、オネット・オムの系譜。

教科書は、モンテーニュの『エセー』、パスカルの『パンセ』、ルソーの『エミール』だった。

演習だけど、講義形式で、いつもだったら、事前に教科書に一通り目をとおしておく私だけど、さすがにこの量は無理だったので、それぞれ始めの方だけ、ちょこっと読んだだけ。

それと、この演習を受けようと思ったのには理由があって、哲学基礎講読の教科書を執筆した先生が、この授業の先生で、哲学基礎講読に出てくるアルノーについても、授業に触れるっぽいから、何か理解の手助けになれば! と藁をも掴む気持ちで、申し込んだのだった。

授業でやったオネット・オムとは、ルネサンス時代のフランスにおいて、成立・展開したユマニスム(人間主義)の基本概念のひとつである。

先生はかなりご高齢だった。そして、教科書の出版社を指定しなかったので、みんなの持ってきた『パンセ』がバラバラで、ちょっと困っていた。

私が持っていったのは、なるべく巻数が少なくて、字の大きさが読みやすくて、それほど高くないお値段のもの。

 

エセー〈1〉人間とはなにか (中公クラシックス)

エセー〈1〉人間とはなにか (中公クラシックス)

 

 『エセー』は中公クラシックスでⅠ~Ⅲを。

 

パンセ〈1〉 (中公クラシックス)

パンセ〈1〉 (中公クラシックス)

 

 『パンセ』も中公クラシックスでⅠ、Ⅱを。

 

 『エミール』は岩波文庫で。

 

基本として、デカルトからアルノーの流れを押さえつつ、授業を進めていく先生。

「みなさんは演習を受講するくらいだから、必修科目は履修されていると思いますが」という前口上を述べられ、先生の顔をまともに見られない私であった。必修の哲学基礎講読をまだやってなくて、すいません、すいません。

でも、このアルノーのおさらいの説明をがっつり聞いて、あとで哲学基礎講読のレポートに活かすことができた。

 

それと、これも授業のなかの余談だったのだけど、哲学専攻なら、プラトンのうちの四冊は必読書ですよ、と言われメモ。『饗宴』『ソクラテスの弁明』『クリトン』『パイドン』の四冊らしい。

受講後、この四冊には目を通した。『弁明』『クリトン』は倫理学基礎講読のテキストなので、既に読んでいたから、『饗宴』『パイドン』を新しく買って読んだ。

しかし、哲学科に長くいると、『国家』も色んなところでちょいちょい目にするので、読まなくちゃいけないんじゃないかな~という気がしてくる。

 

試験の課題は何だったのか忘れてしまったけれど、哲学の2回目のスクーリングを受けたとき、そのときの先生が言っていた。

「授業で私が言ったことを、そのまま答案に書かないでください。私が自分の発言を採点することになります」

と。他の科目は、わからないけれど、哲学系の科目は、常のこの言葉を念頭に置いて受講してきた。授業の内容をまとめた上で、自分の意見や考えを書かなくてはいけないのだと。

この授業の試験は合格したけれど、演習はスクーリングを積み重ねて、ようやく2単位なので、この合格は仮の1単位。