東洋思想史Ⅱ
思い出して書く。
単位取得方法
夏期スクーリング(2年目)+夏期スクーリング(3年目)
スクーリング積み重ね方式。
授業内容(1回目)
シラバスのタイトルは、性と聖から読み解く東洋思想。
中国における仙人の説明、道教の説明、内丹術、タントリズムなど。
同じ先生の授業を聞くのも3回目になると、理解が深まっていく気がする。
試験は、前回とほぼ同じ出題。持ち込み可。設問が2つで、1問目は授業で興味をもったことについての感想。2問目はキーワードを使って、授業内で学んだことの論述。2つとも、何について書くか、自由度が高いので、授業が楽しかった私は、あまり苦労しなかった。合格した。
今回、授業前に読んでおいた本は、『密教』
細かいことは詳しく理解できなくても、密教は面白い。
あと、井上章一先生を授業内で紹介されたので、『性欲の研究』を買った。
三橋順子先生の論文が面白かった。タイトルは『中国の女装の美少年「相公」と近代日本』
授業内容(2回目)
この年の内容は、今までと少し違って、性の「ものがたり」中心。
今までもちょこちょこと『浦嶋子』とか出てきていたのだけど、日中の物語を異界交流と性の観点から比較した。
今回の授業は、最初のイントロに、レポートの書き方というか、論述の仕方みたいなレクチャーがあった。論文形式の文章から、かなりかけ離れた文章を書く学生の数が、増えてきていると感じているみたいだった。ブログっぽい書き方とかする若い学生がいるそうだ。雰囲気で改行したりすると、言っていた。
私も、レポートの講評で「論点がぼやけている」と注意されたりするので、ちゃんとしないと、と思った。
今回、事前に読んでいた本は『中国の五大小説(下)』
中国の五大小説〈下〉水滸伝・金瓶梅・紅楼夢 (岩波新書 新赤版 1128)
- 作者: 井波律子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/03/19
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
(上)も買ったのだけど、目を通したのは、(下)の金瓶梅と紅楼夢の箇所だけだった。
試験の出題は、知っている日中の物語を比較して論述、だった気がする。紅楼夢と源氏物語の比較を、知っている範囲で書いた。合格した。
これで、東洋思想史Ⅱの単位は完成した。