優雅に叱責する不幸で敬虔な幼子たち{仮}

日大通教哲学専攻(1年入学)での学修過程メモなのに、展覧会ばっかり行っている

北斎(あべのハルカス美術館)

今週のお題「芸術の秋」

hokusai2017.com

 

平日のお昼に行ったので、まだましな混み具合だった。ちなみに、チケット購入に20分、入場に20分かかった。

 北斎展は、2012年と2014年にそれぞれ行っているけれど、あまり記憶に残っていない。多分、すごく混んでいて、あまりじっくり見ていないせいかも。

今回の北斎展の構成はこんな感じ。60歳から90歳までの30年間に焦点を当てている。

  1. 画壇への登場から還暦
  2. 富士と大波
  3. 目に見える世界
  4. 想像の世界
  5. 北斎の周辺
  6. 神の領域

大英博物館との共同プロジェクトなので、所蔵先も大英博物館が4~5割くらいで、海外の美術館所蔵のものが多く展示されていた。

 

浮世絵が展示されるときは、判のサイズがわかっているから、人が殺到してなかなか動かないことを知っている。壁に掛けてあれば、少し離れたところからでもまだ見られるけれど、ガラスケースに敷いてあると、もうほとんど見られなかった。

そんなわけで主に、掛けてある肉筆作品を見てきた。

 

NHKのドラマ「眩(くらら)~北斎の娘~」を見て来館したおばさま方が多いらしく、応為の絵の前でしゃべっている人がいた。

 

www.nhk.or.jp

 

このドラマに、ヨーロッパ風の風俗画を注文されて描くエピソードがあり、そのときの絵が展示されていた。なかなか面白い。

 

北斎は、有名な「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の前にも後にも、何枚か波の絵を描いている。前期の展示で図録でしか確認してないけれど「千絵の海 総州銚子」は見たかったな。千葉市美術館所蔵とあるので、機会があるといいけれど。

富嶽三十六景 凱風快晴」いわゆる「赤富士」は「浪裏」と並んで掛けてあったので、見られた。せめてこれくらいはちゃんと見ないと、もったいない。

 

「諸国滝廻り 木曾路ノ奥阿弥陀ヶ滝」が好きなのだけど、日本には来ていなかった。大英博物館での展示のみとなっていた。残念。図録には載っているのだけど。

 

あとは、応為の「吉原格子先之図」が見られて良かった。NHKのドラマでこの絵を知ったくちではあるけれど、思ったより小さい絵だった。

 

同じくドラマで見た「富士越竜図」は前期の展示だったので、見ることはできなかった。所蔵先は北斎館。

 

全体の印象としては、肉筆のごつい男性が描かれている絵の前は、人が少ない。「鍾馗図」の前とかあまり人が長時間止まってなかった。浮世絵は全体的に人が多く群がるが、女性の来館が多いせいか、生き物や花の前は特に人気な感じ。

作品点数が多いので、人がなかなか移動しなくて、経路がちょっと細いところは、特に混んでいる印象を受けた。

良かったのは、順路がかなりわかりやすいこと。矢印がついているので、その順番に作品を見ればいいとわかるのは、親切だ。空いているところから見る、という人にはあまり関係がないけれど。

あと、小学校の図工で木版画をやったとき、使っていた「ばれん」が「馬連」と表記されることを、この展覧会で初めて知った。

 

展覧会へ行ったあと、たまたまEテレをつけていたら、「びじゅチューン!」で北斎の「神奈川沖 浪裏」をモチーフにした歌をやっていた。

 

www.nhk.or.jp