思い出して書く。
単位取得方法
スクーリング積み重ねでしか取れない科目であり、夏期にしかスクーリングがない。
2年前にソクラテスで受講したが、前年は幸福論で、あまり興味がなかったのと、他の科目を優先したので、受講しなかった。
2年前の授業については、こちらに書いてある。
授業内容
去年が「個人の幸福」をテーマにしたもので、今年は「国家・社会について」である。教科書はこちら。
2~3章と、8~9章の内容を中心にやった。
人間の人間らしさを、主体性に求めるか社会性に求めるか、というのが 今回の導入で、ではどういう国家や社会が自分にとって良いのか、というのを考える。
2~3章は、アリストテレスの幸福についての定義とか、カントの道徳についての考え方などをやった。幸福になることが人間の最終目的。何のために幸福になるのか、という幸福の先の目的がないから。
個人的には、カントの道徳に対する考え方って窮屈な感じがする。
8~9章では、社会契約説をやった。ホッブズとロックとルソーの違いと流れ。
あと、ヘーゲルとマルクスをちょこっとやったけど、あまり覚えていない。弁証法的発展っていうのに、あんまり興味がなかったせいかも。
成績は、小テストが3割で試験が7割と、前回と同じ。試験の設問自体は忘れたけれど、(1)社会契約説、(2)功利主義とロールズについて、という感じでまとめてある。合格した。
事前準備学修があまりできなかったので、勉強不足だったのだけど、倫理学特殊講義はほぼ哲学の学生しかいないので、休み時間とかの意見交換がすごく楽しかった。印象に残ったのは、「幸福でない人は、幸福論について考える」ということ。
家にあった本で、持っていけば良かったな~と思ったのは、この2冊かな。