優雅に叱責する不幸で敬虔な幼子たち{仮}

日大通教哲学専攻(1年入学)での学修過程メモなのに、展覧会ばっかり行っている

仮面ライダーキバを一気見した

ファミリー劇場で撮り溜めていた『仮面ライダーキバ』を一気見した。ただ、録画ミスをし、3、4話だけ撮れておらず見ていない。

基本的に、見てない人には「なんのこっちゃ」な感想になるかも。

 全体の印象としては、

 こんな感じ。

水の回が多い

主人公の渡は、ラブコメのヒロインさながらお風呂に浸かりながらうじうじ悩む。お風呂のシーン、多かったね。

ゆりが噴水で戦ったり、泥水に倒れこんだり。ヒロインが泥水に浸かるのを初めて見た。

戦闘中に、恵は海に落ちる。渡の変身シーンを恵に見せないためなんだろうけど、結構豪快に。どこまで本人がやっていたんだろう。

音也も頻繁に川に落ちていた。

ただ、後半になるとほとんど濡れることはなかったような印象を受ける。

名護さんの狂気

3、4話を撮り逃しているので、名護さんがどういう登場の仕方をしているのかわからない。

恵に「偽善者だから嫌い」と再三言われていたが、そんなことよりも指名手配犯を見つけたら問答無用で攻撃態勢に入りボタンをひっぺがそうとするあの執念は何だったんだろう。ボタンに執着しすぎて犯人を捕り逃したり、あの辺りの名護さんは明らかにおかしかった。

ずっとこんな感じの危ない人なのかしら? と思って見ていたのだけど、最後にはいい人に落ち着いて恵と結婚式まで挙げたので、なおさらあの狂気は何だったんだろうと思う。

明確にこの回で変わった、という感じでなく、まず恵の名護さんに対する態度が変化してきた。理想の男性像を聞かれ、答えた恵に対して、渡が「(それって)名護さんじゃないですか」を過ぎた辺りから、恵と名護さんが一緒の場面そのものが減って、再び二人がやり取りする頃には、恵の態度が軟化していた、という印象がある。その間に、名護さんの方も威圧的な感じが徐々に取れて(エラそうではあるものの)、渡の良き理解者のようなお兄さん的ポジションを獲得する。

しかし、あれだけ執着していたボタンコレクションを投げつけたときは、驚いたものだ。

 

名護さんに関してはこちらが詳しい。

名護啓介 - アニヲタWiki(仮) - アットウィキ

うんうん。正にこういう人だった。

結構バイオレンス

振り返ってみると、キバは「職業:戦士」な人が多く出ていて、かなりバイオレンスだった。また、それを差し引いても、喧嘩っ早い人が多かった。次狼とか、ゆりとか、名護さんとか、ぐれた後の健吾とか、ルークとか。

喧嘩する、殴る、倒れこむ、腕を捻られる等々のシーンがすごく多い。最終回の兄弟げんかとか、何なの?! とちょっと思ってしまった。

バイオリニストだった音也は、イクサになってからは完全に「戦う人」になっていたけれど、一番平和主義者だったのかもしれない。正体を知ったあとでも、次狼や真夜に対する態度があまり変わらないところに懐の深さを感じた。そういうふうには描かれていないけれど、愛の人ですな。

肝は恋愛

このドラマは、恋愛抜きには語れない。人間とファンガイアの種族を越えた恋愛の末に生まれた渡、ということが終盤明らかにされるわけだけど、ゆりと音也がくっついたときのような「あ~ようやくだね~よかったね~」という気持ちにはならなかった。ゆりの音也に対する反発→信頼の過程がわかりやすかったのに対して、音也と真夜の感情の変化が、微妙すぎる。

ただ、音也に関してはゆりへの気持ちの変化を明確に感じる場面があった。ゆりが「戦士を辞めて奥さんになるのもいいかも」と言ったときの音也の「え?!」という驚きが、私には”戦っているゆりが好き”という風に聞こえたのだ。アイロンがけしているゆりもそれなりに似合っているかもな、という独白もちょっと寂しげに聞こえた。

しかしゆりと一緒に住んでいながら、真夜といちゃいちゃバイオリン制作する音也って無神経だよな。そりゃ次狼も怒りに家まで来るよね。

音也の気持ちがゆりから離れたのは、ゆりが「戦う人」でなくなったからなんだけど、このとき既に「戦う人」になってしまっている音也が、それでも自分の本質はバイオリニストで、その音楽性を理解してくれている真夜に惹かれていく、という過程が実はちょっと納得いっていない。真夜が心配するほどには、音也は自分の手を大事にしていないし、「俺は真夜に惚れている」と断言できるほどの二人の交流なんてバイオリン作ってそれを演奏しただけじゃないって思ってしまう。あのゆりとの丁寧な時間の積み重ねが全く無意味なほどに、恋って残酷だってことなのか?

真夜の方も、音也の音楽には興味を持っていたのはわかるけれど、音也本人に惹かれだしたのがどの辺りからなのか、よくわからなかった。まあ、クイーンが人間に惚れてるなんてわかったら大問題だものね。でももうちょっと視聴者にわかるような信号が欲しかった…。いや、視聴者はこの段階で既にクイーンが渡の母親だってことは知っているんだけども。

とはいえ、私は登場人物のなかで真夜が一番好きだ。衣装が可愛いから。

まとめ

瀬戸康史くん見たさに見始めたものの、武田航平さんがビルドに出ていたりして、結果的にキバを見て良かった。名護さんのキャラクターが濃すぎるのも良かった。